外で野良猫を見つけた。
こういうときどうしたら
いいのかな?
こういった疑問に答えます。
結論からいうと以下の通り。
- 首輪がついている子猫のとき
- ・警察、もしくは動物愛護管理センターへ連絡しましょう。(飼い主が届け出をだしてるかも知れないから。)
- 子猫が弱っているとき
- ・保護して近くの動物病院へ連れていきましょう。(費用の目安→10,000円~20,000円)
この記事でわかること
・野良の子猫を見つけたらすること
・食事をあげるときの注意点
・生後間もない子猫の注意点
・他に猫を飼っているときの注意点
・保護するときの2つの選択
それぞれ解説していきます。
目次
野良の子猫を見つけたらすること
まずはホントに野良猫なのかを確認しないといけません。
『首輪がついていて他の飼い主がいるのか?』『周囲に子猫の家族がいないか?』を探してみます。
家族がいなくて健康状態に問題がなさそうであれば、警察もしくは動物愛護管理センターのどちらかに連絡しましょう。
もしかしたら迷子の子猫を探して届け出を提出してる方がいるかもしれません。
子猫が弱っているとき
弱っているときは近くの動物病院に連れていき、獣医さんに診てもらいます。
夜間の場合でも対応してる病院がありますので、Googleマップなどで近くの病院を探してみましょう。
身体が冷えてるとき
猫が快適だと感じる温度は20℃~25℃なので、タオルで暖めてあげましょう。
※カイロや湯たんぽなどを使用して直接当てると、温度差でヤケドしてしまうことがあります。
タオルで包んだ状態で当ててあげるのがベスト。
暖めることができたら、20℃~25℃の快適な空間へ移動しましょう。
動物病院でかかる費用
動物病院での検査
・ノミ、マダニの駆除
・血液検査
・初診料
費用は10,000円~20,000円かかります。
病院によって費用が違うので、前もって動物病院に電話して確認してみましょう。
近くの動物病院はGoogleマップで『動物病院』と検索すれば最寄りの病院が表示されます。
営業時間と電話番号が載ってるので、まずは電話して、野良猫を拾ったことを率直に伝えます。
なにかしらのアドバイスはもらえるので慌てずに受け応えしましょう。
食事を与えるときの注意点
生後3週間以内
生後3週間以内であれば、子猫用ミルクを飲ませましょう。
猫用ミルクが買える場所
・病院
・スーパー
・コンビニ
・ホームセンター
・ドラッグストア
・ペットショップ
夜遅い時間帯であればコンビニで探してみるといいですよ。
生後3週間以降
生後3週間以降であれば、ドライフードをお湯でふやかして食べさせるか、猫用離乳食品を使うといいです。
離乳食はお湯で溶かすとペースト状になるので、スプーンで与えてあげましょう。
子猫の離乳食は生後3~4週間から始めていき、離乳のタイミングは8週目くらいです。
生後56日満たない子猫の注意点
8週齢規制があり、『生後56日経ってない子猫や子犬を販売のために親から引き離したり展示してはいけない。』という規制があります。
親、兄弟と一緒にいないと、上手にコミニケーションをとることができなくなるためです。
親、兄弟と離れるデメリット
・身体が弱くなる
・病気にかかりやすい
・人や猫と仲良くできない
親兄弟がいないときは、警察や動物病院に連れていき相談しましょう。
生後56日の見た目ってどんな感じ?
コチラの記事で猫の成長記録画像が載ってるので、参考にしてみてください。
すでに猫を飼ってる場合は感染症に注意!
すでに猫を飼っていて野良の子猫を見つけたとき、『他にも猫を飼ってるから家に連れて帰ろうかな。』 みたいにならないようにしましょう。
理由は、野良の子猫が感染症を抱えてる可能性があるからです。
猫がかかる感染症一覧
・狂犬病
・猫の感染症
・猫ウィルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症〈猫伝染性腸炎)
・猫クラミジア感染症
・猫白血病ウィルス(FeLV)感染症
・猫免疫不全ウイルス感染症(FIV、猫エイズウイルス)
今までどういった暮らしをしていたかが見えないため、特に注意が必要です。
まずは病院に連れていって感染症にかかってないか確認し、かかってなくても感染症を防ぐためにワクチン接種をしてあげましょう。
子猫をどうしたいのか考える
子猫を動物愛護管理センターに引き渡しても、保護者が一定期間見つからなかった場合殺処分されてしまいます。
里親募集をして飼い主が見つかるよう努力はされてますが、保護猫が多いため年間で半数以上も殺処分されています。
2020年では猫の引き取り数53,342匹に対して、殺処分が27,108匹。そのうちのほとんどを占めてるのが子猫で18,176匹になります。
野良猫を動物愛護管理センター、警察に引き渡すと最終的に殺処分になる可能性が高いということは頭に入れておきましょう。
子猫を助けたいなら保護して飼う、もしくは里親を募集する
保護して猫を飼う場合
『助けたいけど、いきなり猫を飼えないよ。』という方がほとんどだと思います。
そういう方は近くの動物愛護管理センターに問い合わせて、事情を説明してアドバイスを聞いてみましょう。
たとえば、『いきなり飼うことは難しいから一時的に動物愛護に預かってもらって、準備ができたら引き取ろう。』 みたいな相談するのもアリだと思います。
里親を募集する場合
ジモティーなどの里親を募集できるサイトがあるので誰でもカンタンに掲載は可能です。
ですが掲載するとき子猫の状態、情報をウソ偽りなく書くことが前提です!
引き渡しのときに『こんな話聞いてない。』 となればトラブルになってしまうので注意しましょう。
猫を飼いたいと思ったら積極的に里親、保護猫サービスを利用する
『猫を家で飼いたい。』 と思ってる方に前もって知っておくべきことを説明してあるので、チェックしてみてください。
猫を飼いたい。と思ったときに失敗しないための方法
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以上、参考になれば幸いです。