猫にマイクロチップを
付けようか悩んでいる。
必要なお金とデメリット
を知りたい。
こういった疑問に答えます!
結論からいうと
かかる費用
・3500円〜6000円ほど(登録料込み)
※自治体によっては補助金がもらえるところがあるので、申請をすると実際に支払う金額はもっと安くなります。
デメリット
・埋め込むのに注射が必要
・環境が変わるたび手続きが必要
・必ずみつかるわけではない
メリット
・逃げだしたときに見つかりやすい
・首輪をつけなくていい
・維持費がかからない
・捨て猫防止策になる
・体温が測れるタイプもある
本記事でそれぞれ深掘りして解説していきます♪
目次
動物病院によって費用が変わる
マイクロチップを埋め込むのにかかる費用は動物病院によって変わります。
目安は3500円〜6000円。(登録料込み)
また、施術費用とは別にデータ登録料というものがあります。
データ登録料は1050円かかり、飼育者の『名前、住所、連絡先』、猫の『名前、生年月、性別、動物種、猫の種類と毛色』の情報を登録が必要です。
マイクロチップのデメリット
埋め込むのに注射が必要
一般的には首の後ろの皮下から注射してマイクロチップを埋め込みます。
普通の注射針より太いので、若干の負担はあります。
麻酔や鎮痛剤は通常使用しないから安心なんですが、中には暴れてどうしようもない場合があるかもしれません。
麻酔には腎臓、肝臓などに悪影響を与えてしまうときがあるので、事前に動物病院の方と相談して慎重に判断するようにしましょう。
環境が変わるたび手続きが必要
- 手続きが必要なとき
- ・飼い主の住所の変更
・新たに飼い主が変わった場合の変更
・動物の死亡によるデータの削除
登録データの変更は、登録に記載した飼い主での手続きでなくてはいけません。
前の飼い主から新しい飼い主へ譲渡するとき、前の飼い主が登録データ変更の手続きをする必要があります。
必ずみつかるわけではない
保健所や警察に保護された場合などは、リーダーを読み取ることで、飼い主の元へ帰ることができます。
しかし、リーダーを読み取ることがなければ飼い主のところへ戻る可能性は限りなく低くなります。
たとえば、飼い猫が別の人に拾われても動物病院でチェックしない限り、元の飼い主さんで飼われてたことがわからないのです。
マイクロチップのメリット
逃げだしたときに見つかりやすい
保健所や警察で保護されたときは、飼い猫かどうかリーダーで読み取って確認します。
リーダーを読み取ってしまえば、マイクロチップの情報から飼い主を見つけ出すことができるので安心です。
首輪をつけなくていい
首輪をつける理由は、脱走したときに飼い猫だと知らせるためです。
マイクロチップは身体の中にあり、情報はリーダを読み取れば確認できるので首輪の必要がありません。
また首輪をつけていると、モノが首輪に引っかかって事故を起こす可能性もあるので、つけないほうが安全といえます。
維持費がかからない
マイクロチップを1度埋め込むだけで25年〜30年持ちます。
2020年時点での猫の平均寿命が15.4年なので、生きてる間に再度埋め込む心配はありません。
捨て猫防止策になる
飼い主情報が登録されてるので、『猫が飼えなくなったから捨ててしまおう。』 なんてことをする人の抑制にもなります。
また、マイクロチップがカンタンに取り外しできないことも防止策になると考えられます。
体温が測れるタイプもある
体温測定ができるマイクロチップを埋め込めばカンタンにリーダーで確認できます。
動物病院で体温を測るとき『お尻に入れる体温計、もしくは耳の中に入れる体温計。』 が使われていますが、結構イヤがる猫が多いです。
マイクロチップを入れておけば挿入することなく、リーダーを読み取るだけで体温が測れるのでイヤがる心配がありません。
読み取りリーダーってどんなモノ?
ほとんどのタイプはハンディー型です。
日本で販売されてるのは10種類ほどで、リーダーによって読み取れる情報が違います。
たとえマイクロチップ装着済みでも、対応していない動物病院や保健所でリーダーを読み取っても情報はわかりません。
リーダーの登録先はいくつかあるので、『登録した団体に対応してる場所を選ぶ。』 もしくは『複数の団体で登録しておく。』 などの対策が必要になります。
また複数の団体で登録するときは、それぞれに別途1050円かかります。
GPS機能はついてない
マイクロチップにはGPS機能がついていないので、すぐに身元を調べることができません。
どこかで保護され、リーダーで読み取ることで初めて情報が明らかになります。
しかし、首輪であればGPS機能がついているタイプもあります。
いなくなった直後に、スマホなどのデバイスを使うとリアルタイムで探すことができます。
『マイクロチップには抵抗があるけど、いざってときすぐに見つけ出したい。』 という方におススメです♪
装着の義務化
2022年6月から犬・猫を販売する業者(ペットショップやブリーダーなど)を対象にマイクロチップの装着が義務付けが開始されます。
生後90日以内であれば、生後90日後になってから30日間までにマイクロチップを装着する義務があります。
あくまで販売側に対する義務なので、一般家庭で飼われてる方はマイクロチップ装着の義務はありません。
触ると装着してるのかわかる?
首の後ろに装着するパターンが一般的ですが、触るとわかるみたいです。
しかし、触ってしまうと破損の危険や移動してしまう可能性があります。
猫自身が触って動かすことはできませんが、個体によっては自然に移動するケースも見られるそうです。
普及し始めた背景
- 殺処分を減らすため
- 放棄(遺棄)
- 虐待
- 迷子
- 世界で義務化が進んでる
殺処分を減らすため
放棄(遺棄)、迷子、虐待などからくる殺処分を減らすためにマイクロチップが役立ちます。
飼い主の情報が登録されていると、飼い主の責任感が高まりペットの虐待や放棄、迷子の数を減らすことができます。
世界でマイクロチップが普及
ヨーロッパ諸国では、マイクロチップの義務化を行ってる国が多く、海外や国内にペットを連れて行くにはマイクロチップがないと入国ができない国もあります。
普及してる背景として、迷子のペットを保護するのに多くのコストがかかってることも考えられてるみたいです。
装着する、しないどっちがいいのか?
絶対な安全はない
マイクロチップを体内に装着することが絶対に安全とはいえません。
英国小動物獣医師会の報告では、370万匹以上のペットのうち、腫瘍(ガン)が認められた例が2件あります。
あくまで認められた事例が2件であって、他に訴訟になってるが認められていないケースは海外でも報告されています。
マイクロチップのデメリットついて書かれてる本があるので、迷っている方は1度本書を読んでみるとより理解が深まるかと思います。
»死のマイクロチップ
迷ったときの選択
普及しつつあるも、改善が必要な部分もみられるので、不安な方は1度動物病院に行って相談してみるのもいいでしょう。
リスクを避けたいなら首輪にGPS機能がついたモノをつけておくと、離れたときでもすぐに見つけ出すことができます。
災害時でもGPSは使用できるので、『マイクロチップはイヤだけど、はぐれたときのことを考えると怖い。』 という方はGPSつきの首輪を持っておくのがオススメです♪
»猫用首輪(GPSつき)
以上、参考になれば幸いです。
絶対にやってはいけない猫の飼い方
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