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1日にコーヒー3杯飲むと老けるのか?
結論からいうと、科学的根拠はありませんでした。
『コーヒーを飲む人は老け顔が多い。』 といった抽象的な理由で書いてあることがほとんどでした。
ただ、1つだけ老ける要因として挙げられてるのは、コーヒーを飲むとシミができるといった情報です。
コーヒーを飲むとシミができやすい?
カフェインにはメラニンの拡散作用があり、シミの原因となることがその理由と考えられています。
つまり紫外線のダメージを受けやすくなるということ!
その結果、『シミができるから老ける。』 と言われる要因になったと考えられます。
シミが事実かどうかは根拠はないですが、少なくともコーヒーでなく成分に含まれるカフェインに原因があるといえます。
もしカフェインを摂取して紫外線を浴びると老けるのであれば、カフェインは原因ではなくきっかけにすぎません。
紫外線がなければシミができないので、原因はカフェインではなく紫外線だと思われます。
どのくらいカフェインを摂取したらシミの原因になるのか書かれていないので、コーヒー=老けるは間違いです。
コーヒーの飲み方に注意!
飲む量に気をつける
飲み物や食べ物全般にいえることですが、大量摂取は身体によくありません。
理由は、偏った成分のみを過剰に摂取してしまうからです。
コーヒーにはカフェインが多く含まれているので、過剰摂取すると睡眠に悪影響を及ぼす原因になります!
食後にコーヒーを飲むと眠くならない経験ありますよね。
その効果が持続すると考えれば、睡眠に悪影響を与えることがなんとなくわかるかと思います。
飲む量の目安はどのくらい?
厚生労働省のカフェイン情報
・健康な成人は最大400mg/日(コーヒーをマグカップ(237ml入り)で約3杯)までとする。
・カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は最大300 mg/日
・少量のカフェイン摂取はほとんどのカナダ人にとって懸念はないが、過剰摂取は不眠症、頭痛、イライラ感、脱水症、緊張感を引き起こすため、特に子供や妊婦、授乳中の女性は注意すること。
出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
上記の内容は2010年カナダ保健省 (HC)の情報を記載しています。
カナダ人に適した量なので、日本人に適してるのかといわれると疑問があります。
カナダ人と日本人とでは身体の作りから遺伝も違うことから、摂取量については参考程度に頭に入れておくといいですね。
飲む時間帯で睡眠に悪影響を与えてしまう
コーヒーに含まれるカフェインが身体に残っていると眠れなくなります。
3~4時間ほどで体外に排出されますが、個人差はあるので飲む量が多い方は時間を長く空けましょう。
日中に活動する方であれば、昼食後のコーヒーを最後にすると8時間以上は確保できるので、カフェインの影響は受けずに済みます。
入れる物に注意
砂糖、コーヒーフレッシュを摂り過ぎると身体に悪影響を及ぼします。
カンやペットボトルで売ってる微糖コーヒーには、大量の砂糖が入ってるので摂取しすぎると生活習慣病の原因にもなります。
できる限り自分でブレンドして砂糖の量を調整するようにしましょう。
コーヒーフレッシュにはトランス脂肪酸が入っている
コーヒーフレッシュは、植物性油でできています。
中でもトランス脂肪酸がコーヒーフレッシュには含まれていて、海外ではトランス脂肪酸を使用禁止にしてる国もあります。
»トランス脂肪酸とは?
理由は、トランス脂肪酸を摂取すると心疾患のリスクが高くなることが明らかになってきたためです。
- トランス脂肪酸を規制している国
- ・デンマーク、スイス、オーストリアでは使用を規制
・ニューヨーク州、カリフォルニア州、カナダ、台湾、タイではトランス脂肪酸の食品への使用を禁止
日本ではトランス脂肪酸の表示義務がない
海外では禁止するほど危険視されていますが、残念なことに日本ではトランス脂肪酸の表示義務はありません。
また日本人の平均摂取量がWHOが指摘した勧告値より低いため、危険視されていないのが現状。
最近では西洋型の食事が多くなってきたため、注意することが必要です。
トランス脂肪酸はマーガリン、ショートニングなどに多く含まれています。
マーガリン、ショートニングは主にパン・ケーキ・アイスなどに入っています。
商品の裏をみると成分表に『ショートニング』 と記載されてある食べ物がたくさんあるので、これを機にチェックしてみるといいですよ♪
以上、参考になれば幸いです。